2022.07.29
【15th開発レポート⑥】こだわり設計のヒミツ
はじめまして、こんにちは!パタンナーの新井と申します。
今回の開発レポートは、パターンや商品サンプルが出来るまでの道のりと
15周年記念商品のこだわりポイントについてお話しますね!
<そもそも「パターン」とは?>
「パターン」には、型、原型、見本などという意味があり、服や下着を作るための設計図や型紙を指すもので、商品の見た目を形よく、着心地よく完成させるために作られます。
上質な素材や素晴らしいデザインがあっても、パターンが悪ければ台無しになってしまうため、良い商品づくりの要ともいえる重要な工程です。
<パターンができるまで>
まず、デザイナーよりデザイン画とこだわり設計の指示があり、パタンナーへと託されます。そこから、デザイン画と設計を参考にパターンを作成します。
Fleepで使用しているスマイルコットン®の生地はとっても柔らかくて繊細な素材です。
また、内蔵のパワーネットも生地に合わせてソフトなものを使用しています。
この生地を使い、さらにノンワイヤーで、バストの形を整えるブラを作るのは本当に大変。生地とパワーネットの伸縮の差とバランスを考え、着心地はもちろん、着た時のシルエットも美しくなる様にパターンを作成しています。
パターンが完成した後は、サンプルを縫製するための仕様書をつくります。
仕様書は料理の“レシピ”のようなもので、職人さんがスムーズに縫製できるよう意識しながら作成しています。
本社のアトリエで縫製したサンプルは、必ず社員がフィッティングしてチェック!
フィッティングをする社員は年齢や体格も様々なので、いろんな意見が出てきます。
Mサイズだけのフィッティングでも一筋縄ではいかなくて、いつも頭を悩ませています…(涙)
社内の意見をまとめ、修正箇所を見極めてから
【パターン修正⇒サンプル作成⇒フィッティング】
この作業を繰り返し行い、やっと納得のいくパターンが完成!
今回の記念商品の場合、気づけばブラは11回修正していました(涙笑)
<こだわり設計のポイント>
15th Anniversary Collectionでは、ブラ、ブラキャミ、スタンダードショーツ、ハイライズショーツの4アイテムを展開予定です。
ブラ・ブラキャミは、お客様アンケートでご要望が多かった「内蔵パットを縫い付け」を採用しました!
社内フィッティングで「バストが少し離れ気味になる」といった意見があったため、ノンワイヤーでも、バストが離れにくい設計もプラス。
パターン修正を重ねた結果、社内フィッティングも好評でした♪
ショーツ2型は、ウエストの幅を広めに設計し、スタイリッシュな印象に。
足ぐりのカットは、付け根のラインにあたりにくく、締め付けが少ないよう工夫しています。
お客様の声をもとに設計した15th Anniversary Collectionの商品を
みなさんのお手元に早くお届けしたくて待ち遠しいです♪
次回の開発レポートは、Fleepを支える職人さんが初登場。
ぜひ楽しみにしていてください!
バックナンバーはこちら